創業者メッセージ

初心忘るべからず

昭和30年、埼玉県秩父郡大滝村という埼玉の中でも最北端の山奥に生まれ、
10歳の頃まで電気もガスもない生活を送りました。飯の支度、風呂の用意、
コタツの火などすべて炭やマキを使い、食べるものは自給自足の生活でした。
好奇心旺盛な頃をこの山の中で過ごしたことで、「今にみていろ!」という
負けじ魂と、前向きに物事を考えて最後までやり通す、粘り強い力が身に付いたのだと思います。
うどん屋さんのアルバイト経験をきっかけに、この仕事が自分に向いていると思い切ってこの業界に飛び込みました。25歳の時に20坪の出前専門店を開きましたが、街角にファミリーレストランの大型店が出来た時、その規模と行列に憧れました。もっと色々な勉強をしなくては勝てないと思い店を閉め、ホテルや大手チェーン店、割烹店とあらゆる店で死に物狂いで働きながら飲食店経営の勉強をし、昭和60年に75坪の店をオープンさせました。1番最初にご来店下さった初めてのお客様に「いらっしゃいませ」と言った時の嬉しさ、この時程嬉しかった事はありません。お客様を大切にしなくては。真剣な思いを痛烈に感じました。
その後、様々な出逢い、巡りあいがありました。職人として美味しい手打ち蕎麦を提供し、お客様に喜んで欲しいと、自分にもスタッフにも厳しい面を持ち続けておりましたが、ある店で見た、社員さんが活き活きと自信に満ちて働いている姿、商品管理の仕方や整理整頓の素晴らしさに心打たれ、私も初心に立ち返って志を新たにしようと決めました。勉強会、研修、店舗の大幅改装を行い、平成6年10月28日を「第二の創業」として掲げ、リニューアルオープンを致しました。
「広く、明るく、楽しく、働きやすい店」。関わってくれる皆様に感謝。社員さんの喜ぶ顔とお客様の喜ぶ姿を作り出すのが自分の使命。その事への実現に、今も日々邁進しております。

二代目メッセージ

初心とは「謙虚」と「尊敬」

館乃は地域の皆様のおかげでここまで大きくなることができました。本当にありがとうございます。
私は高校まで店の手伝いは一切せず、部活や遊びに夢中でした。初めてお店の手伝いをしたのは大学に入ってからでした。しかし学生気分そのままで取り組んでいましたので、家にいる父親としてしか接したことのなかった社長に対して敬語を使わなかったり、理不尽に食って掛かったりと、仕事という感覚はなく甘い気持ちで手伝っていました。ある時、お店で社長と大喧嘩をしてしまいました。その時に副社長や社員さんに言われた言葉は今でも忘れません。「お店に入ったら父親ではなく社長なんだ、社長にあんな言葉遣いや態度をしたらダメだ」。私の中に衝撃が走りました。そこで初めて仕事というものを教わった気がします。その日から私の中で何かが変わり、もっともっと館乃を皆様に愛されるお店にしたいという気持ちが芽生えました。
その為にも勉強や修行の必要性を感じましたので、大学を卒業してから直接館乃に入るのではなく、福岡県で多店舗展開している企業に就職し、経営やお店の運営の仕方などを懸命に勉強しました。ここでの3年半は私にとって忘れることのできない大変貴重な経験となりました。
福岡から帰ってきた後、改めて館乃に入社しました。今まで社長や副社長、従業員の皆さんが積み重ねてきた成果としての、お客様のあたたかいお声を身にしみて感じる事ができました。
館乃の経営理念でもある『初心』。私にとっての初心は“謙虚”です。「実るほど 頭を垂れる 稲穂かな」。自分がどんな立場であろうとも、初めてお店で働いた時に言われた言葉、福岡で学んだこと、そして何より父である社長、母である副社長への尊敬を忘れず、常に謙虚な姿勢でいる事です。
そして、自分の家族、従業員の皆さん、取引先の皆様、今まで支えていただいた地域の皆様に至るまで、館乃に携わる全ての皆様が “幸せ”になれる、そんな会社にしていきます。